2016年6月17日【 ecec on sns 】
『鶴瓶の家族に乾杯』という番組をご存知でしょうか。あまりオンタイムでは見られませんが私の好きな番組の一つです。テーマソングはさだまさしの『Birthday』です。何度聞いても感動します。
先日、6月の誕生日会がありました。さくらしんまち保育園では毎月第三火曜に誕生日会を開催しています。誕生日会の式次第は司会の先生による導入があり、その月の誕生児の紹介があり、お歌のプレゼント、絵本のプレゼント、職員劇と続きます。自分が主役の誕生日会は年に1回ですから、それ以外の月はお友だちの誕生日をお祝いします。自分が心待ちにしている誕生日は他のお友だちにも同じ様に訪れることを感じ、自分の誕生日と同じ様にお祝いして欲しいと思います。少し大げさに言えば誕生日とはその人の存在を喜ぶ日です。お友だちの誕生日をお祝いすることで他人の存在を尊重する気持ちに繋がればと願っています。次に絵本のプレゼントですがこれは初代園長の伊藤里美先生が『一人ひとりを大切にする保育』の一環としてその子の発達や個性に合った絵本を担任が心を込めて選んで贈って欲しいという意味があります。もちろん絵本に親しんで欲しいという意図もあります。きっと寝る前にお家の方が絵本を読んで下さるのではないかと想像しながら絵本を選んでいます。誕生日会は合同ですが、一人ひとりの誕生日の当日には玄関に職員手作りの誕生日カードを飾っています。これも私たちなりの一人ひとりを大切にする保育の在り方です。
さて誕生日会のメインイベントは職員劇です。ご存知の通り冬にはリズム遊び発表会(お遊戯会)があります。一年を通して絵本に親しみ、職員の素話を楽しみ、劇団による本格的な劇を観たり、おままごとコーナーやリズム遊びの中でで何かになりきって遊んだり、色々な形で物語に触れ、豊かなストーリーの世界を楽しんでいます。実は誕生日会の職員劇も同じ目的で行っているのです。単なるエンターテイメントではなく職員が毎月楽しそうに劇遊びを披露することで、子ども達はたくさんの刺激を受けます。そして日頃の遊びの中で演じ合って遊びます。それが行事に繋がっていくのです。この様な理由で年に12回、毎月の職員劇は私たちなりに趣向を凝らしています。
そして第二のメインイベントがお誕生日メニューでの給食です。今度は給食の先生が腕によりをかけて楽しく美味しい給食を作ってくれます。魅力的な盛り付けや飾り付けを施したり、自分で好きな食材を選んで一手間加えることで自分好みの食べ方が出来たり、子ども達の食欲と感性を刺激するパーティーメニューです。お祝いの会食ですのでこの日はみんなで一緒にいただきますをする様にしています。
今回はさくらしんまち保育園ならではの誕生日にまつわる取り組みをご紹介致しました。
そして最後にもう一人お祝いとお礼を言わなくてはならない人がいます。
子どもを産んでくれて、あの子達を産んでくれてありがとうございます。